元宵節(上元の節句)

2021-04-19 17:28:57 admin ソース: 分かち合う:

元宵節は、中国の伝統的な祝日の一つで、上元節、小正月、元夕または灯節とも呼ばれ、時間は毎年旧暦の正月十五日である。


正月は旧暦の一月で、昔の人は「夜」を「宵」と呼び、正月十五は一年で最初の月が満ちる夜であることから、「元宵節」と呼ばれた。道教の「三元」の説によると、正月十五日は「上元節」とも呼ばれる。元宵節は古くからにぎやかで喜ばしい提灯観賞の風習が主であった。


元宵節の形成には比較的長い過程があり、民間の提灯をつけて幸せを祈る古俗に源を発した。一般的な資料と民俗伝説によると、正月十五は前漢ではすでに重要視されていたが、真に全国的な民俗祝日とされたのは漢・魏代以降のことであった。正月十五に提灯を点す習俗が盛んになるのも仏教の東方への伝播に関わっている。唐の時代に仏教が盛んになり、士族と庶民が正月十五という日に「燃灯供仏(提灯を点し、仏に供える)」を広く行うため、仏家の灯火が民間に行き渡っていた。唐の時代から、元宵節に提灯に明かりを点す習慣は法定の行事となった。


元宵節は中国の伝統的な祝日の一つである。元宵節には主に飾り灯籠見物、湯円(元宵団子)を食べる、灯謎を当てる、花火を打ち上げるなど一連の伝統的な民俗行事がある。また、多くの地域で元宵節は、龍の舞いや獅子舞、高足踊り、采蓮船踊り、ヤンコ踊り、うちわ太鼓を打ち鳴らすなどの伝統的な民俗芸能が加わる。2008年6月、元宵節に第2陣の国家級無形文化遺産に選ばれた。


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