青島上海協力機構モデル区は「ビジネストラベル文化」磁石効果を発揮

2021-04-15 19:51:12 admin ソース: 分かち合う:

上海協力機構モデル区は党中央が青島に与えた「一帯一路」国際協力の新しいプラットフォームを構築するという「国の重任」である。


近年、青島は開放革新が質の高い発展を牽引する道を歩んでいる。上海協力機構モデル区も地域的・資源的優位性に依拠して、海港、陸港、空港、鉄道の複合輸送機能の統合を加速し、「コネクティビティの国際物流センター・互恵の現代貿易センター・相互促進の双方向投資センター・相互参考のビジネストラベル文化交流センター・未来に向けた海洋協力センター」を全力で建設している。


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この「5つのセンター」の中で、「ビジネストラベル文化交流センタ」の建設は特に重要である。習近平総書記が指摘したように、「国の交わりは民の親しみ合いに在り、民の親しみ合いは心の通じ合いにある」。上海協力機構諸国が「ビジネストラベル文化」をめぐって幅広く展開している科学技術、教育、文化、シンクタンク、民間交流活動は、相互の文化的認知と感情的共感を増進させ、さらに民意の基礎を固め、プラットフォーム効果を発揮し、深いレベルの協力を推進している。


したがって、上海協力機構モデル区が全面的にスタートした肝心な時、上海協力機構諸国科学技術・教育・文化協同協力プラットフォームを構築しなければならない。文化・教育・科学技術などの方面の磁石効果を発揮して、より高い視野、より大きい範囲、より広い分野、より深いレベルで、上海協力機構諸国の二国間・多国間的連動を推進し、上海協力機構モデル区が青島が新時代対外開放新高地を構築する重要な成長点と強力なエンジンになるよう世界の優れた資源を集めなければならない。


全方位的に人員の往来を推進し、人気のまりを加速させ、ビジネス・貿易・トラベル・文化の発展と繁栄を促進し、上海協力機構諸国が文化交流を展開するハブ効果を挙げる。


上海協力機構諸国文化交流・相互参考のプラットフォームを構築する。多元的文化の共存は人間社会の自然な風景であり、異なる文化は交流と相互認識の中でのみ、異彩を放ち、調和的に共生し、繁栄する。


歴史的に見ると、上海協力機構諸国は地縁、文化、資源に恵まれた優位性を持っており、かつて使節と商人の往来が絶えない古代シルクロードを作った。諸国間は歴史的淵源と人的・文化的基礎を備え、異文化が互いに浸透し、互いに影響し合っている。


地理的位置から見れば、上海協力機構モデル区は膠州湾に近く、青島「海、空、陸、鉄」総合交通ネットワークの中心区域に位置している。東はアジア太平洋地区に面して、日本・韓国に接し、西は上海協力機構諸国、南はASEAN、北はモンゴル・ロシアに接するという地理的優位性は上海協力機構諸国がアジア太平洋市場に進出する海上の出口となり、上海協力機構諸国の文化交流と相互参考に便利な条件を提供している。


我々は積極的に上海協力機構諸国の文化交流、民間交流の需要にドッキングして、国際化教育・訓練交流のプラットフォームを構築すべきである。上海協力機構諸国の大学が上海協力機構経済貿易人材育成センターの建設に参入するよう誘致する。上海協力機構諸国の人員訓練支援プロジェクト、パートナー都市の在中国の人員訓練、上海協力機構金融貿易職業人材育成プロジェクトを協同して請け負い、全方位的に人員往来と人気上昇を加速し、ビジネストラベル文化の交流と発展を促進し、上海協力機構諸国が文化交流を展開する国際リビングルームの効果を挙げる。


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中国ー上海協力機構地方経済貿易協力モデル区(撮影・姜方梅)


上海協力機構諸国は科学技術面で強い相互補完性を有しており、要素流動の障壁を打破し、イノベーション資源が集積するプラットフォームを構築し、科学技術イノベーション資源の協力を全面的に促進すべきである。


上海協力機構諸国の科学技術交流協力プラットフォームを構築する。科学技術は国の利器であり、国は強くなるには、強い科学技術を持たなければならない。しかし同時に、科学技術は世界的、時代的なものであり、科学技術を発展させるにはグローバルな視野を持ち、時代の脈動を把握しなければならない。


総合的に見ると、中国はすでに重要な影響力を持つ科学技術大国となり、科学技術イノベーションが経済・社会の発展を支え、牽引する役割が日増しに強くなりつつある。が、世界的科学技術強国の建設という目標に比べて、鍵となるコア技術他国に頼っている局面が依然として存在している。新型コロナウィルス感染症と経済グローバル化に逆らう行動による一国主義と技術保護主義の台頭は新しい兆しを見せ、一部の鍵となるコア技術と多くの「首を絞める」技術は技術強国建設の致命的な欠点となった。


中国共産党第19期中央委員会第5回全体会議(五中全会)は「科学技術の自立と自強を国家発展の戦略的支えとする」と強調した。一方では、我々は揺ぎなく自主的イノベーションを推進し、イノベーションへの自信を強め、鍵となるコア技術を自力でコントロールできるようにして、イノベーションの主導権を自分の手に握らなければならない。他方では、自立自強を強調することは、決して自らを閉鎖することではなく、より開放的・包容的、互恵共有的な国際科学技術協力戦略を実施することである。


近年、「一帯一路」の共同建設から恩恵を受け、上海協力機構諸国のコネクティビティレベルが大幅に向上し、科学技術交流と協力が日増しに緊密になっている。上海協力機構諸国は科学技術の偏重点がそれぞれ違う。例えばロシア科学アカデミー極東研究所は地球科学、海洋科学などの領域で多大の成果を上げて、インド工科大学は量子情報技術分野で世界的な影響力を持っている。カザフスタンのナザルバエフ大学の遺伝子工学は海外でも有名である。上海協力機構諸国は科学技術の面で強い相互補完性を持っており要素流動の障壁を打破して、イノベーション資源が集積するプラットフォームを構築すれば、きっと上海協力機構諸国ないし世界にも利益をもたらすイノベーション科学技術の成果がより多く生み出せる。


上海協力機構モデル区建設をきっかけに、我々は上海協力機構諸国の科学研究連合協同プラットフォームを構築し、上海協力機構諸国の大学・科学院と連合実験室を共同建設し、上海協力機構諸国の産業共通性と国別差異化の発展方向をめぐって、共同で科学研究の難関突破を展開すべきである。上海協力機構諸国の優れた要素資源の集約と統合を加速し、世界科学技術イノベーションネットワークに積極的かつ主動的に溶け込み、国際大科学計画とプロジェクトに共同で参加し、主導する。上海協力機構諸国の大学、科学院、企業が共同参加する科学技術成果転化センター、イノベーションセンター、インキュベーションセンターを設立し、大学、科学研究院(所)と企業が共同で産学研協力を展開することを奨励して、上海協力機構諸国の科学技術力の集積効果を加速させる。


上合経貿学院(上海協力機構経済貿易学院)を全力で建設し、国際的視野を持って未来に向けかう実用的人材を育成し、上海協力機構諸国の人材が集まり、エリートが集中する新局面を形成する。


上海協力機構諸国教育協力発展プラットフォームを構築する。教育は本質的に人を育てる事業であり、地域経済・社会の発展に必要な人的資源を提供する。同時に、教育は文化の伝達手段でもあり、経済・社会の発展を牽引し、地域経済社会の発展のために広く注目を集め、多くの資源を活性化できる。


上海協力機構は設立以来、情勢がいかに変化しようと、着実な発展の勢いを維持し、ユーラシア大陸の60%をカバーし、人口が32億人を超え、GDPが世界全体の4分の1を占める世界最大の地域的機構となった。上海協力機構諸国間の貿易往来、戦略的協力、情報伝達などの活発な現象を支えている背景には、各種の国際化ハイレベルの人材がいる。上海協力機構の事務分野の拡大に伴い、新ラウンドの国際競争と協力はより多くの言語・文化・国際ルールを理解する優秀な人材が必要である。


上海協力機構モデル区の建設は高等教育国際化の道を歩み、「中国+上海協力機構諸国」という開放的な国際教育協力プラットフォームを構築し、上海協力機構加盟国ごとに少なくとも1校の大学と実質的な教育協力を展開しなければならない。音楽美術であれ科学技術であれ文化であれ、上海協力機構諸国はそれぞれの強みがあり、資源が豊富である。各大学は自身の比較的高い優位性を発揮し、協力運営し、学部・学科・専攻を共に建設し、学生を共同で育成し、交換生を相互派遣すべきである。


上海協力機構教育連盟を成立させ、上海協力機構諸国ネット大学を建設し、地域が一体化した教育プラットフォームを構築すべきである。「教育グリーンルート」を開設し、単位相互承認、コース共有、学術検討を実現し、上海協力機構諸国の学生が自由に、容易に各国の教育資源を享受できるような教育交流の利便化を実現すべきである。上海協力機構実体的大学の建設に積極的に参加して、上合経貿学院(上海協力機構経済貿易学院)を全力で建設し、国際的視野を持って未来に向かう実用的人材を育成し、上海協力機構諸国の人材が集まり、エリートが集中する新局面を形成する。


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上海協力機構モデル区の10平方キロメートルコアエリアの計画設計図。上海協力機構モデル区管理委員会より


制度・政策の革新をめぐり、開放的な国際研究プラットフォームを構築し、上海協力機構諸国の「知恵の花」が競い合うような勢いを形成することで、上海協力機構に活力をもたらし、世界に原動力を注入する。


上海協力機構諸国にサービスを提供するシンクタンクプラットフォームを構築する。新型コロナウイルス感染症発生以来、上海協力機構諸国は緊密に団結し、手を携えて感染症と闘い、地域の発展と安定を維持してきただけでなく、ポスト感染症時代上海協力機構発展の新局面を積極的に切り開いてきた。


ここ数年、「一帯一路」建設の推進に伴い、中欧定期貨物列車の牽引によるクロスボーダー貿易の成長が顕在化し、投資規模も拡大している。統計によると、2020年1~10月の中国と他の上海協力機構加盟国の貿易額は2000億ドルに近い11月30日、『上海協力機構加盟国政府首脳(総理)理事会第19回共同報道文』は、「上海協力機構加盟国は『一帯一路』の共同建設と各国の発展戦略やユーラシア経済連合などの地域協力イニシアティブとのドッキングを推進し、地域経済の循環を円滑化する」と指摘した。上海協力機構は将来性が極めて高い。


「一帯一路」国際協力の新しいプラットフォームとして、上海協力機構モデル区はいかに橋頭堡の役割を果たし、全世界の人材、物資、資金、情報、技術、文化が青島を通じて行き交い世界的影響をもたらし、東西双方向助け合い補完、陸海内外が連動する開放的枠組みの構築という課題はすでに目の前に置かれ難題になっている


我々は上海協力機構モデル区の新しい拠点としての優位性を発揮し、「中国+上海協力機構諸国」協力の国際シンクタンク連盟を作り、上海協力機構諸国のシンクタンクチームを集め、上海協力機構諸国の知恵を集中しなければならない。上海協力機構モデル区経済貿易協力、文化策略、金融協力、エネルギー協力などの分野に焦点を当て、さらに国別研究を展開して、各国の資源特色と比較的高い優位性を十分に発揮して、地域経済協力の制度的配置を検討・提起すべきである。制度・政策革新をめぐって、開放的国際研究プラットフォームを構築して、ハイレベルの国際学術フォーラムを常態的に開催し、複製可能、普及可能な「上海協力機構成果」と「上海協力機構経験」を生み出す。制度・政策革新の提案リストをつくり、定期的に「上海協力機構モデル区経済貿易の質が高い発展白書」を公布し、上海協力機構モデル区の高水準開放、質の高い発展を推進する。上海協力機構諸国の「知恵の花」が競い合うような勢いを形成することで、上海協力機構に活力をもたらし、世界に原動力を注入する。

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