林武氏は山東省代表団を率いてキルギスを訪問：実務協力の深化と互恵・ウィンウィンを促進、「一帯一路」地方協力が新たな段階へ

9月7日から8日にかけて、山東省委員会書記の林武氏が山東省代表団を率いてキルギスを訪問した。

訪問期間中、林武氏はキルギススのサデル・ザパロフ大統領、アコールベク・ザパロフ総理、エディル・バイサロフ副総理を表敬訪問した。

林武氏は、「双方が地方政府間の往来をさらに密接にし、より多くの友好都市関係を築き、友好往来のルートを引き続き開拓していきたい。また、双方が上海協力機構の枠組みの下で、交流と協力を一層強化し、キルギス側がより多くの経済貿易園区、企業、機関が上海協力機構モデル区の建設に参加し、中国・キルギス両国の地方経済貿易協力の新たなプラットフォームを築くことを推進していきたい」と述べ、さらに、「双方が資源と産業の相互補完の優位性を発揮し、農産物加工、織物、機械設備、資源開発などの分野での協力を深め、プロジェクトの着実な実施を推進することを期待しており、双方はシルクロード精神を堅持し、人文交流を一層緊密にし、文化・観光の協力を強化し、民心の通じ合いを増進することを期待している」と強調した。

キルギス側は、「山東省との友好関係がキルギスの地域発展の需要に合致し、また双方の共通の利益にも合致している。我々は、キルギス・中国新時代の全面的戦略パートナーシップの枠組みの下で、山東省と実務協力を包括的に強化し、キルギス・中国の『一帯一路』共同建設協力が新たな段階に進むことを願っている」と示した。

9月8日午前、林武氏はアコルベク・ジャパロフ氏と共に中国（山東）・キルギス企業協力交流会に出席し、あいさつした。

林武氏は、山東省とキルギス地方が産業発展、インフラ建設、市場育成などの面で相性が高く、強い相互補完性と巨大な協力の潜在力を持っていると述べた上で、「われわれは優位産業の拡大と強化に共に取り組み、市場の拡大と共有を促進し、双方のインフラの相互接続、人材と技術の交流と協力を進めていきたい。双方の企業が『一帯一路』共同建設のチャンスを最大限に活かし、協力を強化し、共に発展し、山東省とキルギスの地方経済の繁栄に更なる貢献をすることを期待している」と示した。

会議では、関係協力協定が調印され、プロジェクトの契約が締結された。

林武氏とアコルベク・ジャパロフ氏は、山東重工メンテナンスサービスセンターの除幕式及び中通CT医療車贈呈式に共に出席した。

林武氏はエディル・バイサロフ氏ともに「中国・中央アジア諸国人民文化芸術年」およびキルギス「好客山東・絲路情長」文化イベントに参加し、パフォーマンスを鑑賞した。

訪問期間中、林武氏はチュイ州のカナト・ジュマガジエフ知事と会談し、山東省とチュイ州が友好関係を構築する合意書に調印した。聊城市とイセク・アタ区、シン県とカンター市、東阿県とノボポクロフカ区はそれぞれ友好協力関係都市協定書に調印した。

林武氏は、チュイ州は豊富な資源を持ち、工業と農業が比較的発展しており、キルギスの経済において重要な地位を占めている。山東省は中国の経済大省であり、グリーン・低炭素・高品質の発展の推進を加速しており、両地域の協力には強固な基盤と広大な展望があると指摘し、双方が友好往来のルートを共に開拓し、政府間往来を緊密にし、農業、鉱物開発、物流など重要分野での協力を共に強化し、民心の通い合いをさらに増進し、互恵ウィンウィンの新たな一章を綴ることを期待していると述べた。

カナト・ジュマガジエフ氏は、双方が友好的な省州関係の構築を新たな出発点とし、経済・貿易、産業、文化などの分野での交流と協力を促進し、伝統的な友情を一層強化し、互恵・ウィンウィンの実現を推進することを期待していると表明した。

キルギス経済と商務部、農業部、エネルギー省、自然資源部、文化情報スポーツと青年政策部の部長、ビシケク市長、山東省委員会常務委員・秘書長の張海波氏、在キルギス中国大使の杜徳文氏が関連イベントに出席した。山東省の関係市と省直轄部門の責任者が訪問に同行した。