シルクとは、織物の一種で、生糸或いは合成繊維、化学繊維、短繊維などで織られ、生糸やレーヨンで単純織り又は交ぜ織りした織物の総称である。
古代にはシルクは生糸（カイコ糸を主とし、少量のサクサン糸とヒマサン糸も含む）で織られた織物だった。現代では織物原料の広がりで、縦糸に人工または天然の長繊維を用いて織られた織物全般を広義のシルクと呼ぶことができる。そして、純粋のカイコ糸で織ったシルクは、特に「純絹」とも呼ばれる。
シルクは中国の特産品であり、中国古代の労働人民がシルク製品を発明し大規模に生産し、さらに世界史上初めて東西の大規模な商業貿易交流を開き、歴史上には「シルクロード」と称した。前漢から中国のシルクは絶えず大量に国外に運ばれ、世界的に有名な製品となった。その頃、中国から西方への大通りは、欧州人からシルクロードと呼ばれ、中国も「糸国」と呼ばれていた。