上海協力機構モデル区:SCOの力を結集、開放の原動力を引き起こす

2023-03-07 22:08:47 admin ソース: 分かち合う:

開放の最前線が勢いよく発展している。2022年以来、上海協力機構モデル区は「『一帯一路』国際協力の新たなプラットフォームの構築」を目指して、国の対外開放の大局に積極的に溶け込み、プラットフォームによる牽引を強化し、モデル区を確実に、しっかりと、美しく、名高く建設することに力を尽くし、国際物流、現代貿易、双方向投資協力、ビジネス・トラベル・文化交流の「4つのセンター」と上海協力機構経済貿易学院の建設を加速し、「プラットフォームの構築、モデルの革新、産業の集結、主体の強化」に焦点を当て、 開放の政策を生かして協力と革新の力を合わせ、開放の利益を共有し、省全体の高レベルの開放に「SCOの力」を貢献している。


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コネクティビティー国際大ルートの構築

 

2022年12月18日、新エネルギー車、ソーラーモジュール、生活資材、その他の貨物を満載した中欧列車(斉魯号)初の南方向ルート「両海を跨ぐ」列車が、上海協力機構モデル区複合一貫輸送センターから、スロベニア最大の港であるコペルに向けて出発した。これは、上海協力機構モデル区で運行した19番目の国際列車路線であり、上海協力機構モデル区の「両海を跨ぐ」路線が成功裏に運行し、ヨーロッパ方向の国際物流大ルートがさらに拡大したことを意味する。

 

中欧列車の運行により、上海協力機構モデル区と上海協力機構諸国及び「一帯一路」沿線諸国とのより緊密な関係が築かれた。現在、上海協力機構モデル区はタジキスタンのドゥシャンベ、キルギスのビシケク、ドイツのハンブルクなど29本の国際・国内列車路線を開通しており、上海協力機構と「一帯一路」沿線の23カ国、53の都市に通じ、東に日韓、北にモンゴル・ロシア、南にASEAN、西に上海協力機構諸国と「一帯一路」沿線諸国とつながる国際物流の大ルートが構築された。2022年、上海協力機構モデル区で運行された中欧列車(斎魯号)は累計775本で、前年同期比24.8%増加した。

 

物流は、貿易を円滑化する「大動脈」である。2022年以降、上海協力機構モデル区は、「海・陸・空・鉄」上海協力機構国際スーパー港を主要陣地として、国際物流センターの建設を加速し、上海協力機構モデル区・ウラジオストク港間の「中ロエクスプレス」、上海協力機構モデル区・モスクワ間の越境Eコマースチャーター機「SCOエクスプレス航空」を相次いで開通し、山東省で最初の臨空型総合保税区である青島空港総合保税区が運営開始し、複合一貫輸送の機能は絶えず高まっている。

 

また、上海協力機構モデル区は、複合一貫輸送の「デジタル・ワンオーダー制」を踏み込んで実施し、ロシア鉄道及びカザフスタン鉄道との協力関係を深めており、アジア・ヨーロッパ列車輸送カスタマーサービスセンターの建設を加速している。同時に、新疆生産建設兵団の第12師団及び山東高速物流グループと上海協力機構経済貿易モデル区新疆パークプロジェクトを共同で建設し、山東・新疆両地方の物流資源を十分にリンクさせ、国際物流協力を深化・拡大しつつある。

 

イノベーションは経済貿易協力を深く促進

 

近頃、上海協力機構モデル区にあるSCOナッツ取引センターで、最初の3,000トンのアフガニスタン産松の実がすでに倉庫に輸送され、中国市場に販売される予定である。「今回の貨物は、交渉開始から中国に出荷されるまでわずか15日間で、中国・上海協力機構地方経済貿易協力総合サービスプラットフォーム(以下、「SCO経済貿易総合サービスプラットフォーム」)を通じて顧客を直接見つけただけでなく、税関申告、商品検査、輸送、保険などをワンストップ式で完了し、3分の2の時間を節約した」と アフガニスタンのアルハジ・モハメッド・ナズ・サダト社董事長のアシュラ氏が話した。

 

アシュラ氏が言及したこのプラットフォームは、全国初の上海協力機構諸国地方経済貿易分野向けのワンストップ式公共サービスプラットフォームである。税関総署、新華通信社、国家口岸弁公室などの指導と支持の下、中国国際貿易「単一窓口」に依拠し、中国と上海協力機構諸国の間の経済貿易情報サービスセンター及びデータ相互作用センターを構築し、上海協力機構諸国間経済貿易開放・融通のためにモデルプランを提供する。同プラットフォームのバージョン1.0は、上海協力機構諸国間の産業チェーンとサプライチェーンの協力を深めることに焦点を当てており、包括的な情報提示、包括的な機能活用、包括的なデータリリースの3つの主要機能と8つの活用モジュール、73のサブ機能を備えており、中国と上海協力機構諸国間の経済貿易協力のために「貿易+通関+物流+金融」の全サイクルの総合サービスを提供することができる。

 

SCO経済貿易総合サービスプラットフォームは、上海協力機構モデル区が上海協力機構諸国間の経済貿易交流のために構築した便利な「架け橋」の縮図である。建設開始以来、上海協力機構モデル区は、上海協力機構諸国及び「一帯一路」沿線諸国との地方経済貿易協力という根本的な原点をしっかりと見据えて、経済と貿易の円滑化のレベルを継続的に高め、革新的な貿易モデルを探求し、貿易の規模を拡大させ、国内外の市場からの良質な資源を引き込み、幅広い市場需要にドッキングして、相互連結を促進している。現在、上海協力機構モデル区には1800以上の対外貿易企業があり、機械及び電気製品、農産物、繊維製品など複数のカテゴリーをカバーしている。同時に、10の貿易プラットフォームと4つの越境Eコマースプラットフォームを導入・育成し、全国初の韓国向けRCEP原産地証明書と山東省初の中国・ニュージーランド自由貿易協定の原産地声明を発行した。

 

プラットフォームキャリアは、質の高い発展のための強い原動力と強いサポートである。上海協力機構モデル区は、経済貿易協力の新場面を積極的に作り出し、上海協力機構諸国間の経済貿易協力のためにプラットフォームを提供している。

 

青島・上合之珠国際博覧センターを例にとると、このセンターは上海協力機構諸国に向けて構築された経済貿易協力と人文交流のための新たなプラットフォームであり、上海協力機構諸国に没入型の文化・経済貿易展示エリアを提供し、上海協力機構諸国の多様なビジネス業態が相互作用・融合した、ワンストップ式文化体験の総合的な新空間作りに取り組んでいる。特筆すべきは、第5回CIIEでは、上海協力機構モデル区の建設成果が全国、山東省、青島市対外開放成果展に集中的に展示され、高いレベルの対外開放の新たなイメージと新たな担当者となった。上海協力機構特別エリアは初めてCIIEに設置され、「SCO要素」がCIIEプラットフォームに統合され、展示会の波及効果が高まっている。

 

さらに、上海協力機構諸国の「人材育成」と多国間経済貿易協力の「場を作る」ことに焦点を当てる。上海協力機構モデル区は上海協力機構経済貿易学院の建設を着実に推進し、2022年以降、越境輸入の基本コースであるカザフスタン特別コースを含む合計78のコースが開講され、合計6,000人以上が訓練に参加した。これによって、上海協力機構の特色と国際的な影響力を備えた科学・教育・産業が一体化した開放型プラットフォームの構築が加速された。


制度開放によって質の高い発展を促進

 

大胆に試し、大胆に突進し、自主的に修正するという制度の革新は、上海協力機構モデル区が質の高い発展を主導し、ルール、管理、標準など制度型開放を着実に実行するための必須手段である。

 

建設開始以来、上海協力機構モデル区は、貿易円滑化を促進し、上海協力機構諸国間の経済貿易協力のレベル向上を目指して、「智創上合」という革新ブランドを打ち立て、「信用SCO」、「SCO・銀関通」、「SCO・匯保通」など上海協力機構の特色に富んだ56項目の制度的革新成果を挙げた。また、物流と輸送、貿易開発、生産能力協力、科学技術成果の転化、ビジネスパーソンの自由な移動、金融供給円滑化などを含む「4つの便利、1つのリード」という政策制度の革新システムを初歩的に作り上げ、貿易の円滑化を促進し、上海協力機構諸国間の経済貿易協力のレベルを強化するための解決策を提供した。

 

2022年、物流と輸送の円滑化の革新において、上海協力機構モデル区は、中欧列車の「カスピ海横断輸送」南方向輸送ルートを確立し、「国際鉄道+海上輸送」の複合一貫輸送方法を採用し、アゼルバイジャンのバクー、グルジアのトビリシ、トルコのイズミットへの定期運行を常態化し、従来の陸海複合輸送よりも約3分の1の時間を節約し、国際産業チェーンとサプライチェーンの安定性を強力に保証した。亜欧班列輸送カスタマーサービスセンターは、国内外の鉄道をカバーする集結、手配、中継などの完結型サービスを提供し、顧客の物流、資金調達などの多様なニーズを効果的に満たしている。

 

貿易発展の利便性の革新において、上海協力機構モデル区は、モデル区・税関・企業間の信用認証協同メカニズムを確立し、「税関主導+政府支援+第三者参加」の認証モデルを採用し、主要企業に対して税関AEO、税務A類信用育成と認証を行い、企業が通関の利便性と税務支援を同時に享受できるよう推し進めた。AEO承認は世界貿易の「グリーン」パスであり、国(地域)間の相互承認協定の締結後、AEO承認を受けた企業は、国内及び相互承認国で商品を輸出入する際に、検査率を60~80%削減し、通関時間とコストを50%以上削減することができた。現在、上海協力機構モデル区は、ウズベキスタン、アルメニア、パキスタン、アゼルバイジャン、スリランカなどの上海協力機構諸国と協力する意向を固めており、上海協力機構諸国とのAEO相互承認を徐々に促進し、貿易円滑化のレベルを高めていく。

 

生産能力協力の利便性の革新において、上海協力機構モデル区は、「友好都市協力+両パーク連動」メカニズムを革新し、ロシア、ウズベキスタン、ベラルーシなど19カ国の関連都市やパークと約300回の経済貿易交流イベントを開催し、18カ国の37パークや機関と協力覚書を締結し、上海協力機構地方経済貿易協力を深化させた。

 

科学技術協力の利便性の革新において、上海協力機構モデル区は、Handle標識解析システムの適用を深化させ、都市情報モデル(CIM)のグリーンスマートパーク建設へのエンパワーメントを加速させた。人材の自由移動の利便性の面では、国際人材のオフショア革新と起業基地の設立を模索している。


友達の輪を拡大し、国際モデルになる

 

先日、上海協力機構モデル区はカザフスタン投資協力機関と協力覚書を締結した。今後、双方は各自の優位性を発揮し、物流倉庫、輸出入貿易、双方向投資などの分野で協力を深め、中国・カザフスタンの様々な経済貿易交流活動を共同で開催するかまたは企業の参加を組織することで、ウィンウィンの発展を実現するよう取り組んでいく。

 

これは、チームで「海外訪問」から戻った後、上海協力機構モデル区が訪問中達成した協力合意を積極的に実施する最初の具体的な成果である。2022年10月下旬から11月初旬にかけて、上海協力機構サマルカンドサミットの成果をさらに実行するために、上海協力機構モデル区はチームを率いて上海協力機構諸国を訪問し、一連の経済貿易交流活動を行った。ロシア、カザフスタン、ウズベキスタンなどの国を訪れ、経済貿易交流に関する多くのイベントを開催し、青島市企業と共同で外国と8つの協力協定を締結した。代表団は行く先々で、地方政府、商業協会、実業界、メディアから熱烈に歓迎され、地元の中国大使館や領事館から全面的な指導と支援を受けた。

 

対外交流は、交流と協力の道をますます広げていく。建設開始以来、上海協力機構モデル区は協力メカニズムを革新し、対外交流の新しいルートを開き、地方経済貿易協力を中心として、法律、観光、教育・文化などの分野に拡大する「友好都市が協力して、共に未来を創る」という対外交流の新たなブランドを作り上げた。姉妹都市間で定期的にオンラインとオフラインのイベントを開催し、立体的な姉妹都市交流システムを構築している。

 

これまで、上海協力機構モデル区はすでに300回近くの経済貿易対話イベントを開催し、20の上海協力機構関連諸国の駐中国大使館と常態化した連絡メカニズムを構築した。さらに、2021上海協力機構国際投資貿易博覧会、第2回「一帯一路」エネルギー相会議、2022「SCODAの夏」中国・上海協力機構諸国青年交流ウィークなど50回あまりのイベントを主催・共同実施し、対外交流のルートと、対外交流・協力空間を全面的に拡大した。

 

開放・交流・協力は、持続的に放つSCO効果をもたらした。現在、上海協力機構モデル区は、14カ国の37の都市・パークと50回余りの「友好都市が協力して、共に未来を創る」シリーズイベントを開催し、最終的に青島市が上海協力機構諸国で4つの友好都市及び7つの友好協力関係都市を締結することにつながった。上海協力機構モデル区の「国際友人の輪」はより広くなっている。

 

新しい発展には新たな原動力を示し、新しい局面には新たな役割を果たすことが必要である。上海協力機構モデル区は、第20回党大会の精神に導かれ、上海協力機構の急発展の東風に乗じて、国際的な視点で青島・上合之珠国際博覧センターの運営レベルを継続的に向上させ、中国・上海協力機構地方経済貿易協力総合サービスプラットフォームのバージョン2.0の構築に踏み込んで取り組み、地方経済貿易協力に役立つ「1つのハードと1つのソフト」の2つのサポートプラットフォームを固め、青島国際エネルギー取引センター、上海協力機構国際ハブ港、上海協力機構大道総部経済ベルトなどのプラットフォームキャリアの建設を加速し、国際物流、 現代貿易、生産能力協力、人文交流の円滑化など新しいモデルを革新し、エネルギー、海洋(風力発電)装備、インダストリアルインターネット、コールドチェーン装備などの産業クラスターの拡大と強化に焦点を当て、資本エンパワーメント、人材エンパワーメント、ビジネス環境エンパワーメントを強化し、上海協力機構要素を備える市場主体の集結を加速させ、「一帯一路」国際協力の新たなプラットフォームの構築がより多くの実質的な突破を達成するよう促進する。





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