「デジタルシルクロード」!SCO経済貿易総合サービスプラットフォーム始動、ハイレベル開放に向けて新局面を開く

2023-02-20 20:19:59 admin ソース: 分かち合う:

国際的な玄関口・中枢都市を構築し、上海協力機構モデル区は新局面を再び開く。

 

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11月25日、中国・上海協力機構地方経済貿易協力総合サービスプラットフォーム始動式及び上海協力機構貿易デジタル化利便化特別交流イベントが開催された。

 

イベントでは、中国初の上海協力機構諸国地方経済貿易分野向けのワンストップ式公共サービスプラットフォームである中国・上海協力機構地方経済貿易協力総合サービスプラットフォーム(以下「SCO経済貿易総合サービスプラットフォーム」という)が正式に運営開始した。オンラインウェブサイト、携帯アプリ、オフライン企業サービスセンターの3つの部分が含まれ、主に貿易主体、物流主体、金融機関、監督管理機関を対象にサービスを提供する。

 

第20回党大会では、「産業チェーン・サプライチェーンの強靱性と安全水準向上に力を入れる」「国内と国際の2つの市場と2種類の資源の連動効果を強め、貿易・投資協力の質と水準を高める。規則、規制、管理、基準など制度型開放を着実に拡大していく」と示された。

 

上海協力機構モデル区を「確実に、しっかりと、美しく、名高く」建設するという省委員会、省政府の活動要求に基づき、上海協力機構モデル区は「プラットフォームの構築・モデルの創出・産業の集積・主体の強化」に焦点を絞り、SCO経済貿易総合サービスプラットフォームを構築し、ユーザーに「貿易+通関+物流+金融」を一体としたワンストップ式総合サービスを提供している。これは、新時代の新たな征途において、貿易要素の全周期・全要素・全チェーンの開通を実現する「デジタルシルクロード」とも言える。

 

キルギスとのAEO相互承認での協力、ウズベキスタンとの検査・測定協力によって、上海協力機構諸国間の規則・基準などの相互承認・協力に効果的なサポートが提供された。プラットフォームは商流、物流、情報流、資金流の効果的な統合を実現し、国際産業チェーンの協力を開拓し、サプライチェーンの安定を維持し、上海協力機構諸国間標準の相互承認・協力を推進するための有力な措置となり、貿易デジタル化の重要な突破口でもある。

 

新たな局面を開き、上海協力機構モデル区は再び先頭に立った。

 

1、制度型開放によって渋滞を解消し、問題を解する

 

新たな発展構造を構築し、ハイレベルの開放を堅持するには、経済の強固な基盤の支え、特に柱となる実体経済と資源を拡大する現代サービス業が必要である。さらに、物流の支えとなる四通八達の集配輸送システム、特に陸海空鉄道の総合輸送システムが必要である。

 

だが、「ハード・コネクション」は「国際的な玄関口・中枢都市」の初歩的な条件にすぎず、さらに重要なのは「ハード・コネクション」を基礎に、より多くの協力・ドッキングメカニズムを構築する「ソフト・コネクション」を模索し、制度型開放の範疇内で貿易の渋滞、問題を解消し、貿易の利便化によって世界資源を集積することである。

 

国際貿易の問題点は、需要と供給の情報の非対称性から来ており、異なる文化と法律の枠組みの下で貿易の流れがつながっていないことから来ている。現有の商用国際貿易連結プラットフォームは、需給情報の連結の面で確かに多くの役割を果たしているが、大部分は市場レベルに限られており、国家と国家間の貿易の連結は、商用プラットフォームに頼って渋滞を解消することが難しく、国家政策レベルの支援によって問題解決のスタートを実現する必要がある。

 

上海協力機構モデル区は青島で実施された国家戦略として、また「一帯一路」国際協力の新たなプラットフォームとして、その核心的な優位性の1つは、より国家政策の支援を獲得できることにある。

 

国家口岸弁公室、税関総署の支援の下、上海協力機構経済貿易総合サービス専用コーナーも中国国際貿易の「単一窓口」に正式に登録され、国家級プラットフォームの有機的な構成部分となった。

 

これにより、SCO経済貿易総合サービスプラットフォームは中国国際貿易の「単一窓口」に依拠することができ、総合情報展示、総合機能応用、総合データ発表の3つの主体機能を設け、越境調達・ワンストップ通関・全チェーン物流・スマート租税エンジン・特色金融・パノラマサービス・新区ウインドウズ・デジタル上海協力機構の8大モジュールは、「優遇税率照会と原産地規則事前判断」「信用SCOクロスボーダー信用調査」「4港連動複合一貫輸送」「中ロ通関申告書1件2報」「SCO・銀関通」「SCO・易融チェーン」など73項目のサブ機能が含まれている。

 

プラットフォームの試験運用期間中、アフガニスタンのAlhaj Mohammad Nazi Sadat社はプラットフォーム上で需要と供給を結びつける市場問題を解決しただけでなく、3000トンのアフガニスタン産松の実のために中国バイヤーを見つけたほか、通関申告や商品検査、貨物輸送、保険手続きに至るまで最適で便利な方法を組み合わせ、経済貿易協力における各段階の問題を「ワンストップ式」で解決した。

 

貨物輸送を例にとると、これまでアフガニスタンの松の実を中国に輸送するには海上輸送、あるいは空輸でドバイやウズベキスタンなどの国を経由して中継し、20~45日間かかっていた。各地の気候が異なるため、松の実の品質にも影響が出ていた。SCO経済貿易総合サービスプラットフォームでは、顧客に様々な物流ルートが提供され、最終的には各社のニーズに基づき、プラットフォーム入居企業である中外運(シノトランス)が提供するチャーター便とマッチングし、わずか15日間で松の実を国内に運び、顧客の元に届けることができる。

 

2、「三段階」、成長可能な発展生態

 

国際貿易規模の拡大に伴い、中国と上海協力機構諸国間の貿易規模が20年間で20倍に成長したことは、この市場が十分な潜在力を持っていることを物語っており、プラットフォームが今後さらに高い要求に直面することも見込まれる。SCO経済貿易総合サービスプラットフォームは設計当初から成長ラインを予測しており、未来の変化も考慮して、絶えず成長し、持続可能な生態圏を構築した。

 

生態の形成には多元的な視点、多方面の力が必要であり、同プラットフォームは多方面からの協力を心から歓迎する。

 

今回のイベントでは、ロシア連邦サハ共和国(ヤクーチャ)招商・輸出促進局、中国輸出入銀行山東省支店、ハイアール集団公司など70以上の国内外機関が現場で共同建設の契約を結び、プラットフォームにより多くの可能性をもたらした。

 

上海協力機構モデル区党工作委員会委員・管理委員会副主任の孟慶勝氏は「今回の契約には需要と供給の企業、各国の協力者及びサービス業者が集まった。これらの機関は需要と供給の情報、海外資源及びサービス供給の3方面からプラットフォームに力を与える」と述べた。プラットフォームの「友人の輪」がますます広がるにつれ、プラットフォームは最終的にカバー範囲がより広く、機能がより完備された形態を見せ、成長可能な開放型生態で未来を迎えることになる。

 

現在の需要と将来の見通しに着目して、SCO経済貿易総合サービスプラットフォームは「三段階」の建設ロードマップを計画した。

 

今回発表されたプラットフォームは「バージョン1.0」として、データ発表と情報展示のデータ資源センターを初歩的に作り上げることで、中国国際貿易の「単一窓口」に依拠し、貿易のデジタル標準化、政府サービスの利便化、企業サービスの一体化を推進する。

 

2023年、プラットフォームのエコ構築が成長期に入るにつれ、枝葉がさらに広がり、「貿易+通関+物流+金融」などのワンストップ式サービス体系がさらに整備されることになる。

 

2024年になるとプラットフォームはブランド作りの成熟期に入り、税務、外貨、公安、出入国検査など多くの職能部門に力を与えて、国務院デジタル政府建設モデルプラットフォームとなる見込みである。

 

SCO経済貿易総合サービスプラットフォームの全体目標は、中国・上海協力機構地方経済貿易分野のワンストップ式公共サービスプラットフォームを建設し、中国と上海協力機構諸国間の経済貿易情報サービスセンターとデータ相互作用センターとなり、上海協力機構国家間の経済貿易開放と融通のために模範プランを提供することである。建設の位置づけは、国内企業が上海協力機構諸国に進出する母港、上海協力機構諸国企業が中国に進出するためのプラットフォームを構築することである。

 

ベラルーシ駐中国大使のユーリ・シェンコ氏によると、上海協力機構モデル区が構築したSCO経済貿易総合サービスプラットフォームは、全業態の協力関係の深化、産業チェーンと物流チェーンにおける複雑な問題の解決などの面でサポートを提供し、国際貿易と投資の戦略的連動、デジタル化、革新化、自由化の深化にプラスとなり、それによってより緊密な上海協力機構運命共同体を形成するという。

  

世界とつなが、新たな発展構造におけるSCOの責任

 

SCO経済貿易総合サービスプラットフォームは、世界中の企業を対象にサービスを提供する。

 

「2つの大局」の下、新時代の新たな征途における開放中国は、新たな開放課題に直面している。第20回党大会の報告では、我が国の超大規模市場の優位性に依拠し、国内の大循環で世界の資源要素を誘致することが明確に提起された。

 

優位性をいかに発揮するか。資源をいかに集めるか。

 

上海協力機構事務局副秘書長のソハイル・カーン氏は「SCO経済貿易総合サービスプラットフォームが上海協力機構国家間の経済貿易協力を深化させ、当機構内部の産業チェーンとサプライチェーンを維持するための新たな措置となり、世界経済の発展を推進することを非常に期待している」と述べた。

 

注目すべきは、SCO経済貿易総合サービスプラットフォームが上海協力機構のビッグデータ資源を統合し、全局的データ標準体系を構築し、多次元的に上海協力機構貿易データのスマート統計分析と可視化動態展示を提供できることである。将来的には上海協力機構諸国の「単一窓口」との相互接続を段階的に実現し、全地域の貿易データ・金融情報の交換可能・照会可能・追跡可能を推進し、上海協力機構加盟国の政府監督管理部門と貿易企業を連結する国家級データ共有交換ハブを構築する。

 

これは地方の経済貿易に焦点を当てるために最も重要な一環である。

 

古代、自然の要害が貿易往来を遮断する最大の障害であったため、東西交流ルートを貫通させた「シルクロード」は特に貴重で、「シルクロード」沿線は貿易の集散地となった。

 

現在、交通はもはや障害ではなくなり、異なる国家間のシステムの接続が新しい無形の障害である。国家間の異なる情報、制度の相違は、貿易により多くのコストをもたらした。SCO経済貿易総合サービスプラットフォームがビッグデータの機能構築に焦点を当てているのは、まさに「デジタルシルクロード」を構築し、各国家間の情報の疎通、制度面の連結を実現することであり、「シルクロード」が地理上の渋滞を解消したように、SCO経済貿易総合サービスプラットフォームという「デジタルシルクロード」は、まさに制度型開放における渋滞解消を狙っている。

 

例えば、プラットフォームの「パノラマサービス」モジュールは貿易企業・物流企業・フォワーダー企業等の市場主体に、商事法律サービス・外国人中国訪問利便サービス・シンクタンクサービス・翻訳サービス等の全周期・全シーンのワンストップ式サービスを提供し、部門・分野・空間を跨ぐ「窓口式」ワンストップサービス集積を実現することができる。

 

一方、「ワンストップ通関」モジュールは、対ロシア通関申告書類情報を相互に共有することができ、プラットフォームを通じた一括申告通関書類情報により、中国側の輸出通関書類とロシア側の輸入事前申告通関書類を同時に形成することができ、「一枚」で中ロ両国の通関書類の入力と形成を完了できる。

 

計画によれば、上海協力機構モデル区はプラットフォームのバージョン2.0の建設を加速させており、航空物流、支払い決済などの機能モジュールをさらに拡張し、上海協力機構諸国企業に適した各種製品とサービスを開発し、プラットフォームの機能を最適化・完全化し、単一窓口による国際協力の試行・革新を目指し、「プラットフォームがある」から「優れたプラットフォーム」への成長を実現する。

 

イベントでは、ロシアのOZON越境Eコマースプラットフォーム会社総経理のセルゲイ・ユリエビッチ・ベリアコフ氏が、「SCO経済貿易総合サービスプラットフォームは、当社と中国のメーカー、サプライヤーとの協力発展の重要なプラットフォームであり、当社はプラットフォーム上でより多くの企業と協力関係を結ぶことを期待している」と述べた。

 

これはおそらく「一帯一路」沿線の貿易主体の共通の期待であろう。


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