総投資額約800億元のプロジェクトが20件一斉発表、　SCO「一帯一路」中央企業「国際ビジネスハブ」オンライン企業誘致発表会が開催

6月29日、SCO「一帯一路」中央企業「国際ビジネスハブ」のオンライン企業誘致発表会が青島国際会議センターの斉魯庁で開催され、SCO双創センター、SCO会議センター（SCO協力センター）及び市民広場、SCO交通ビル、上海協力機構モデル区ホテル、SCO文化芸術展覧センター、SCOエネルギーセンタービル、SCOセンター（ランドマーク）、SCO物流センター、SCO農業ビル、SCO金融ビル、SCO国際博覧展示センターなど総投資額約800億の第一期プロジェクトが20件一斉に発表された。

中国遠洋海運グループ有限公司、中国保利グループ公司、中国建築学研究院、中国交通建設グループ有限公司など中央企業リーディングカンパニーなど27社が発表会に参加した。

中央企業が支持し上海協力機構モデル区が建設するプラットフォームの構築、中央企業と上海協力機構諸国及び「一帯一路」との双方向交流のプラットフォームの構築、上海協力機構モデル区の「一帯一路」中央企業「国際ビジネスハブ」の新プラットフォームの構築に焦点を合わせ、深いレベルから中央企業の優位性を発揮させる。中央企業が自社の新技術・新スタンダード・新モデルを展示する国際展示プラットフォームを構築し、中央企業と「一帯一路」及び上海協力機構諸国との情報共有、資源の相互補完を実現させる。さらに、中央企業と地方企業の融合した発展を促進し、戦略的新興産業クラスターを形成させ、中央企業の人材・情報・技術・資金などの要素が上海協力機構モデル区に集まることを促進することで、上海協力機構モデル区の質の高い、頻度の高い、飛躍的な発展の実現に助力する。

記者によると、発表されたSCO「一帯一路」中央企業「国際ビジネスハブ」の建設方案では、「一帯一路」中央企業「国際ビジネスハブ」は上海協力機構モデル区に位置し、「三大機能」を備えている。一つ目は二国間展示、交流及び商談の機能。中央企業ビルを新たに建設し、中央企業、多国籍企業の支社または海外事業部を導入して、クラスター効果を挙げる。二つ目は良質プロジェクトをモデルとして集中的に展示する機能。園区の新たなインフラの建設、スマートシティー、国際物流、生態保護などの分野で協力し、上海協力機構諸国及び「一帯一路」沿線諸国向けのモデルプロジェクトを作り上げ、中央企業の国家戦略における影響力を示す。三つ目は越境投資への総合的なサービス機能。金融、法律政策、情報データ、外事商事、仲介機構などのサービスのシステムを完備させ、中央企業の「海外進出」をサポートする。

「我々は中央企業が支持し、上海協力機構モデル区が建設を担当する、中央企業と上海協力機構諸国及び「一帯一路」との双方向交流の新プラットフォームを構築する」ことで、中央企業の人材、資金、専門、技術、情報などの面における優位性を発揮させる。さらに、「一帯一路」国際協力支持政策システムを構築し完備させ、中央企業と上海協力機構、「一帯一路」諸国との情報交流・協力取引センターを建設する。中央企業の対外展示及び産業のクラスター化発展を促進する基地を構築し、上海協力機構諸国と「一帯一路」沿線国家の商業・産業業界との常態化した協力メカニズムを形成させる。コピー可能で拡大可能な国際協力に関する経験を創出する。」と、上海協力機構モデル区管理委員会副主任の孟慶勝氏は紹介した。

発表会の現場ではSCO双創センター、SCO会議センター（SCO協力センター）及び市民広場など総投資額800億元の20件のプロジェクトを重点的に発表した。SCO金融ビル、上海協力機構モデル区SCO広場など総投資額427億6000万元の10件のプロジェクトは会場で調印された。

中国交通グループの責任者の裴珉山氏によると、同発表会は中央企業「国際ビジネスハブ」の建設にスタートボタンを押し、加速装置を取り付けた。中国交通グループは海外園区の計画・建設における優位性を発揮し、積極的に「一帯一路」沿線国家の双方向投資などの建設に参加する予定である。より多くの資源を集めて国際交流を展開し、青島の対外開放の新高地の構築に助力する。

上海協力機構モデル区は青島膠州湾の北西に位置し、計画面積は108万平方キロメートルである。国際物流、現代貿易、双方向投資協力、ビジネストラベル文化交流などの分野における協力の開拓を通じて、「一帯一路」新ユーラシアランドブリッジ経済回廊の建設と海上協力における青島の役割をよりよく発揮することを目的としている。我が国と上海協力機構諸国との相互接続を強化させ、東西双方向が助け合い補完し、陸海・内外が連動する開放的枠組みの推進に注力するという。

物流センターの建設において、青島前湾港、膠東4 F級国際空港、中鉄聯集コンテナ中継ステーションに依拠して、海陸港の中枢機能が完備された。「通路の円滑化、中枢の強化、効率の向上、プラットフォームの構築、産業の集結、環境の最適化」が強調され、「通路＋中枢＋ネットワーク＋プラットフォーム」の高効率な国際物流運行体系がとりあえず形成された。上海協力機構複合一貫輸送センターが起動し、「斉魯号」ユーラシア定期貨物列車と「SCO専用線路」が相次いで開通した。国際定期列車は7本に達した。現代貿易センターの建設において、貿易の質の高い発展政策措置が着実に実施された。貿易業態の革新の推進、貿易の新たな優位性の育成によって、上海協力機構諸国及び「一帯一路」沿線の多国間貿易の協力が開拓された。上海協力機構国際ビジネスハブと上海協力機構特色商品展示館を建設し、貿易サービスの企業主体の導入にさらに力を入れる。5月7日、『中国―上海協力機構地方経済貿易協力モデル区の国際貿易における競争の新優位性の加速育成に関する実施方法』発表会が開催され、重要な政策が20項目打ち出された。上海協力機構諸国に向けて輸出入を展開する企業に対して、最高で輸出入総額の0.3％を補助金として奨励する。双方向投資協力センターの建設において、新材料、バイオ医薬、人工知能、ハイエンド装備製造などの分野における科学技術の深度協力が強化され、農業、エネルギーなどの分野における全面的な協力・交流が深まった。2019年、上海協力機構投資貿易博覧会が開催された。同会は上海協力機構諸国との双方向投資プロジェクトの商談、展示、交流を拡大し、海外協力エリアとの協力を促進した。ビジネストラベル文化交流センターの建設において、青島上海協力機構「国際ビジネスハブ」の建設がスタートされ、観光・文化・体育・教育・人材・法律などの面における協力が全面的に推進される。海洋協力センターの建設において、上海協力機構諸国の東アジア、太平洋地区向けの海上出口の構築に取り組んでいる。海洋科学技術における協力、海洋科学技術の革新を強化することを通じて、国際海洋交流協力のプラットフォームを構築する。海洋港湾、海洋産業及び海洋資源の総合的利用、海洋環境保護を向上させることによって、海による陸地の牽引、陸地による海への促進を実現する。海洋における協力の資源要素を集め、上海協力機構諸国及び「一帯一路」沿線国家との海洋協力・交流を深める。