上海協力機構モデル区は21項目の制度革新成果を新たに発表、貿易投資の円滑化のための試験区建設を加速

2023-03-01 21:32:23 admin ソース: 分かち合う:

昨年発表された35項目の制度革新成果に基づき、今年、上海協力機構モデル区は、上海協力機構と「一帯一路」沿線諸国の地方経済貿易協力における問題や渋滞に焦点を当て、物流輸送、貿易開発、生産能力協力、科学技術成果の転化、人材の自由な移動、金融供給の円滑化など6つの分野を中心に、「規則・規制・管理・標準」に焦点を当て、上海協力機構の特色あるハイレベルな制度革新成果を21項目発表した。 これらの成果は上海協力機構諸国間の経済貿易協力のレベルを高めるためにソリューションを提供しており、制度革新の経験・方法として2年連続で中国共産党中央全面深化改革委員会の機関紙に掲載された。SCO経済貿易総合サービスプラットフォーム、都市情報モデル(CIM)の建設などの革新的な事例が税関総署、商務部、自然資源部によって推し進められた。

 

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物流輸送の円滑化の面において

 

上海協力機構モデル区は、中欧列車の「カスピ海横断輸送」南方向輸送ルートを作った。同ルートは「国際鉄道+海上輸送」の複合一貫輸送方法を採用しており、アゼルバイジャンのバクー、グルジアのトビリシ、トルコのイズミットへの定期運行を常態化し、従来の陸海複合輸送よりも約3分の1の時間を節約でき、国際産業チェーンとサプライチェーンの安定性を強力に保障する。亜欧班列輸送カスタマーサービスセンターは、国内外の鉄道をカバーする集結、手配、中継など完結型サービスを提供し、顧客の物流、資金調達などの多様なニーズを効果的に満たすことができる。今年3月のオープン以来、顧客のために合計7,200TEUの集結・手配、990TEUの中継輸送、1,200TEUの陸海複合輸送を行った。

 

貿易発展の円滑化の面において

 

上海協力機構モデル区は、モデル区・税関・企業間の信用認証協同メカニズムを確立した。同メカニズムは「税関主導+政府支援+第三者参加」の認証モデルを採用し、主要企業に対して税関AEO、税務A類信用育成と認証を行っており、これによって、企業が税関の利便性と税務支援を同時に享受できるようになった。AEO承認は、世界貿易の「グリーン」パスであり、国(地域)間の相互承認協定の締結後、AEO承認を受けた企業は、国内及び相互承認国で商品を輸出入する際に、検査率を60~80%削減し、通関時間とコストを50%以上削減することができる。現在、上海協力機構モデル区は、ウズベキスタン、アルメニア、パキスタン、アゼルバイジャン、スリランカなどの上海協力機構諸国と協力する意向を固めており、上海協力機構諸国とのAEO相互承認を徐々に促進し、貿易円滑化のレベルを高めていく。一方、上海協力機構モデル区は、3つのシステム、8つのモジュール、73のサブ機能を持つ上海協力機構諸国向けの経済貿易総合サービスプラットフォームを初めて打ち出した。これによって、国境・部門・業界を跨り、すべての書類、すべてのプロセスにおける情報共有交換と協同作業を実現し、上海協力機構諸国の貿易企業に全サイクルの総合サービスシステムを提供することができる。11月21日に中国国際貿易の「単一窓口」で正式に運営開始した同プラットフォームは我が国の多国間協力メカニズムの最初のワンストップ式プロフェッショナル経済貿易協力プラットフォームであり、唯一の公開運営の特定の経済貿易協力組織の国際貿易「単一窓口」プラットフォームでもある。

 

生産能力協力の円滑化の面において

 

上海協力機構モデル区は、「友好都市協力+両園連動」メカニズムを革新し、ロシア、ウズベキスタン、ベラルーシなど19カ国の関連都市や園区と約300回の経済貿易交流イベントを開催し、18カ国の37園区や機関と協力覚書を締結し、上海協力機構地方経済貿易協力を深化させている。

 

科学技術協力の円滑化の面において

 

上海協力機構モデル区は、Handle標識解析システムの適用を深化させ、都市情報モデル(CIM)がグリーンスマートパーク建設へのエンパワーメントを加速する。 人材の自由移動の円滑化の面において国際人材のオフショア革新と起業基地の設立を模索している。 金融供給の円滑化の面において、越境金融サービスプラットフォームを革新し、中欧列車の融資応用シーンを拡大させ、「SCO E+」シリーズ製品を打ち出し、貿易、物流融資、国際送金の利便化を支援する。

 

「今年実施された制度革新成果は、貿易を円滑化する措置を突破口とし、従来の地域公共製品供給の難題に効果的に対応するだけでなく、供給コストの削減や供給方法の革新など、活発な実践を行っている」と中国社会科学院上海協力機構研究センター執行主任・研究員の李進峰氏は語った。そのうち、金融円滑化の面では、上海協力機構モデル区の制度革新は、中小企業の資金調達の困難などの問題を効果的に緩和し、企業の資金調達コストを削減し、対外投資チャンネルをさらに拡大し、国際金融協力の運営形態を豊かにしている。生産能力協力の円滑化については、生産能力協力に関連する地域協調、都市ドッキング、園区計画・開発などの課題を効果的に解決し、上海協力機構地方経済貿易協力を深化させる。科学技術協力の円滑化については、国際協力技術の移転を促進し、グリーンパークやスマートパークの建設などの制約問題を効果的に解決した。

 

「上海協力機構モデル区が今年立ち上げた21項目の制度革新成果は、国際物流大ルートの建設、国境を越えた貿易情報共有、二国間・多国間の通関相互承認、経済貿易協力の総合サービスなどを含んでおり、上海協力機構と『一帯一路』諸国の地方経済貿易協力の問題や渋滞に焦点を当てている。税関国際投資と貿易の円滑化のレベルを高め、貿易強国と交通強国の建設を促進するために、我々は税関、税務、山東高速グループなどの部門、大学、企業と協力して、力を合わせて難関を克服し、実用的な解決策を提案し、複製・普及可能な一連の制度革新成果を収めた」と上海協力機構モデル区党工作委員会副書記・管理委員会常務副主任の李剛氏は語った。「上海協力機構モデル区は、常に制度革新を突出した位置に置き、『智創上合』の革新ブランドを作り上げ、『信用SCO』、『SCO・銀関通』、『SCO・匯保通』など上海協力機構の特色に富んだ56項目の制度革新の成果を作り出し、一連の特色や影響力のある制度革新成果を挙げた。同時に、各制度革新をアップグレードし、上海協力機構諸国との双方向投資貿易制度革新の試験区の建設を加速していく」

 

次のステップとして、上海協力機構モデル区は、第20回党大会の精神を深く貫徹し、制度革新のモデルとなり牽引の働きを強化し、『総体方案』の要求に従って、上海協力機構諸国関連地域との双方向投資・貿易制度革新の試験区の建設を加速し、ハイレベルな制度革新を通じて「一帯一路」国際協力の新らたなプラットフォームの構築を促進し、新時代の社会主義現代化国際大都市建設の新局面を切り開くよう取り組む。



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